豪雪と山村のまちづくり
〜豪雪の暮らし体験会in白山市白峰2020〜
実施レポート

こんにちは!白峰林泊推進協議会の田邊です!

今年は記録的な暖冬で、白峰はいつもより雪が少なく、なんとなく寂しい冬でした。
そんな中、初の試みとして豪雪体験会を開催しました。「豪雪」では無かったですが、参加者の皆さんには色々なプログラムを通して、思い出や新たな考え方を持ちかえっていただけたようです。
詳しい内容を参加者の声とともにお伝えします(^O^) 豪雪体験会の詳細についてはこちら

 

2/22(土)

1日目がスタート!まずは白峰について理解を深めていただくための座学です。
地域のことやまちづくりの取り組みを学びます。

みなさん真剣に聞き入っています
(みなさん真剣に聞き入っています)

同世代の人の白峰地域での取り組みが印象に残った。

次は、ガイドとともに白峰のまち歩きです。
白山しらみね自然学校の名物ガイド山口隆さんによる軽妙なトークに引き込まれます。

この崖から除雪車が雪を捨てます
(この崖から除雪車が雪を捨てます)
「ミンジャ」と呼ばれる水路。冬は流雪溝として活躍
(「ミンジャ」と呼ばれる水路。
  冬は流雪溝として活躍)
白峰で「み」と呼ばれる雪かき道具
(白峰で「み」と呼ばれる雪かき道具)
屋根雪下ろしの必要のない片屋根の家:左手前、雪囲いの板がはめられている家:右手前
(屋根雪下ろしの必要のない片屋根の家:左手前、
 雪囲いの板がはめられている家:右手前)

家の造りなど、豪雪地帯ならではの特徴が見受けられました。

屋根など雪国の工夫が見れて良かった。

人がすごく減っているのを聞いて驚いた。町を歩いている分にはそう感じなかった。

街並み歩きが終わると、いよいよ今晩お世話になるホームステイ先の方と対面です!

ホームステイ先の方のユーモア溢れるお話で緊張が和みました。
(ホームステイ先の方のユーモア溢れるお話で緊張が和みました。)

お互いの顔と名前が分かったところで、ホームステイ先に移動です!いってらっしゃい~!
それぞれの家で一緒に食卓を囲みながら、昔の暮らし、山での生活など、白峰の色々なことを教えてもらいます。皆で食べると、ごはんもより美味しく感じますね。

ホームステイで長時間色々話を聞けたのはありがたかった。

(日頃一人でコンビニ弁当を食べているので)食べきれないくらいご飯を出してくれて嬉しかった。
みんなで食卓を囲んで食べるのが心地よかった。

これにて1日目が終了。皆さん、話が弾んで止まらないと思いますが、明日に備えてそこそこにしてくださいね~(^○^)

 

2/23(日)

2日目。朝食をホームステイ先でいただいてから、出発!
お世話になりました!よしたいよ~(白峰弁で「ありがとう」)!

お見送り。雪がちらほら降る朝でした
(お見送り。雪がちらほら降る朝でした) 

今日の午前中はかんじきハイク。
会場の西山に向かいます。到着するとあたり一面の雪景色。
白峰式のかんじきが履けたら、いざ出発!

かんじきを装着~!
(かんじきを装着~!)
竹製のものや木製のものがあります
(竹製のものや木製のものがあります)

皆さんかんじきは初めてで、転ぶことも。そんな時は助け合いながら。

おっとっと!!
(おっとっと!!)
オオウバユリを発見!
(オオウバユリを発見!)

1時間半ほどで、頂上に到着です!

皆で白山ポーズ!
(皆で白山ポーズ!)
山頂で飲む温かいコーヒーは格別です。
(山頂で飲む温かいコーヒーは格別です。)
雪にダイブ!!
(雪にダイブ!!)
どこが白山かな…?
(どこが白山かな…?)

帰りは少し晴れ間も見え、白い雪に反射する太陽光のまぶしさに目を細めながら
ゆっくり帰ってきました。

空と白い雪。綺麗です
(空と白い雪。綺麗です)
途中でうさぎの足跡も発見!
(途中でうさぎの足跡も発見!)

生まれて初めての雪山だった。

短い時間の中に道のバリエーションが沢山あった。景色も変わるので楽しかった。

皆さんお疲れ様でした!
さて、再び白峰地域内へ戻ってきます。
昼食後は、地域の古民家「与平」に移動して、昔の暮らしについて「白山しらみね自然学校」の理事長である山口幸一さんにお話をうかがいました。

昔の道具がたくさん!
(昔の道具がたくさん!)
藁を編んで作られた「みの」。
(藁を編んで作られた「みの」。)

現代のようになんでもある時代とは違い、なんにも無いからこそ自分たちで必要なものを生み出してきた昔の人々。その巧みな技術に尊敬の気持ちが湧き上がってきます。

与平の2階がすごく面白かった。何気なく置いてあるものにも一工夫があった。

昔の生活、そして今の生活も日常ベースで記録していってはどうか。

山口幸一さん、たくさんお話してくださってありがとうございました!

お次は!
そろそろこびり(白峰弁で「おやつ」の意味)の時間…ということで、とち餅づくり体験!
まずはとちの実がとち餅になるまでの長~い道のりのお話を聞きます。

とち餅屋に勤めるスタッフの山田が説明します
(とち餅屋に勤めるスタッフの山田が説明します)

いよいよ餅つきです!

少しずつとちの実を混ぜていきます
(少しずつとちの実を混ぜていきます)
餅をつくよい音が響きます!
(餅をつくよい音が響きます!)

スタッフも参加者の方も皆で「よいしょ」と掛け声をかけて餅をつき、
とても楽しかったです!
餅がつけたら、外側にあんこをまぶし、「外あん」のとち餅の完成です。
つきたてのとち餅はなかなか食べられません。ぷるぷるで格別の美味しさです。

皆さんお上手でした!
(皆さんお上手でした!)
美味しかった~!
(美味しかった~!)

楽しかった。餅つきをちゃんとやったのが初めてだった。

とち餅を初めて食べた。作り方を説明してくれたのが分かりやすかった。

さあ、本日のプログラムはこれにて終了。
白峰温泉総湯に入って身体を休めたら…

“絹肌の湯”と呼ばれる温泉
(“絹肌の湯”と呼ばれる温泉)
ヌルっとした湯ざわりです
(ヌルっとした湯ざわりです)

温泉が気持ちよかった。

総湯に温泉と休憩所と交流センターを含めていたのはいい繋がりだと思いました。

夜は林泊スタッフと一緒に交流会!

ちょうど誕生日の人がいて、ケーキも!
(ちょうど誕生日の人がいて、ケーキも!)
囲炉裏(ジロ)の上で色々焼いて食べました
(囲炉裏(ジロ)の上で色々焼いて食べました)

次から次へと話が尽きず、盛り上がりました。
昨日ホームステイ先でも夜遅くまで話し込んだという話を聞いていたので、
皆さん寝不足大丈夫かしらと心配しつつ(^-^;

食べ物が、生でも焼いても美味しくて、奥が深いと思った。

地域ならではの保存食、堅豆腐やにしん大根が印象に残った。

今日は古民家「かすけ」にお泊り。100年以上の歴史がある家です。以前は神主さんが住んでおられたとか。それではみなさん、おやすみなさい~!

2/24(月・祝)

さあ!いよいよ最終日!
まずは朝食で腹ごしらえ。
白峰特産の油揚げの煮物や、くずし豆腐やなめこの入ったお味噌汁。

眠たい目をこすりながら…
(眠たい目をこすりながら…)
囲炉裏(ジロ)の上で色々焼いて食べました
(油あげは甘辛く煮てあり、ご飯との相性抜群!)

さて、今日は、白峰の木材を使った木のコースター作りです。
白峰で木工品を作っている山口甚四郎さんの作業場におじゃまして、教えていただきます。
のこぎりで四角形に切った後、紙やすりで断面を削ります。

“まずは見本を見せてもらいます!
(まずは見本を見せてもらいます!)
<甚四郎さんはまな板や椅子などを制作しています
(甚四郎さんはまな板や椅子などを制作しています)
白峰の沢くるみの木
(白峰の沢くるみの木)
真剣な表情
(真剣な表情)

仕事の話、昔の山の話、木工機械の話など、色んな話をしてくださいました。
もう年だし、木工で使う機械を解体し始めてるとか…。
もったいないですが、他にやる人が現れない限り、仕方のないことなのでしょうか。

作業場に飾ってあった甚四郎さんの昔の作品
(作業場に飾ってあった山口甚四郎さんの昔の作品)

最後に焼き印を押して完成!!山口甚四郎さん、丁寧に教えてくださりありがとうございました!

うまく押せるかな…?
(うまく押せるかな…?)
良いお土産になりました
(良いお土産になりました)

コースターに焼き印を押してもらって嬉しかった。らしさがぐっと出た。

その後は、初日にまわり切れなかった地区を少し散策しました。

蔵が立ち並ぶ「蔵町」
(蔵が立ち並ぶ「蔵町」)
まちなみガイドが得意なスタッフの風がご案内
(まちなみガイドが得意なスタッフの風がご案内)

まち歩きしやすいコンパクト性があるので、公共交通機関不足は白峰ではあまり問題では無さそう。

建物保存の法律とまちをアピールする看板との両立の難しさを感じた。

これですべてのプログラムが終了しました。
最後にまとめとしてワークショップを行います。

まずはこの3日間で思ったことをひたすら付箋に書きます
(まずはこの3日間で思ったことをひたすら付箋に書きます)
テーマごとに分けました
(テーマごとに分けました)

たくさん意見や感想が出ました!「もっとこうしたらいいんじゃないか」といった具体的な提案もあり、スタッフ側も「なるほど~!」と考えさせられました。

いよいよクライマックス。
ワークショップで出たことを地域の方に発表します。お世話になったホームステイ先の家族の方も聞きに来てくださいました。

一生懸命伝えます
(一生懸命伝えます)
時折笑いも起こる和やかな雰囲気
(時折笑いも起こる和やかな雰囲気)

ホームステイ先の方からも「楽しかった。来てくれてよしたいよ~(白峰弁で「ありがとう」)」、「また気軽に「ただいま~」って遊びに来てね」という声が聞かれました。

これにて豪雪体験会は終了!最後に集合写真をパチリ。

笑顔で終えることができました
(笑顔で終えることができました)

皆さん3日間ありがとうございました!!よしたいよ~!!!

参加者の声

Aさん:白峰は、全員でひとつの家族のようだった。
Bさん:モノを無駄にしない文化を見習おうと思った。
Cさん:白峰の人は、人との距離が近いながらも、それぞれの良い距離感を保ちながら関わり合っている。
Dさん:白峰らしさとは、Get over(乗り越える)。山とともに暮らし、雪を乗り越えてきたところ。

主催者の声

参加者の皆さんは今回、きっと普段とは全く違う生活を経験されたと思います。それは、「豪雪地帯」ということもそうですが、参加者の皆さんの話を聞いていると、「人との関わり」という面でも感じておられたのではないでしょうか。例えば、一緒に食卓を囲んでごはんを食べること。地域のみんなが知り合いで、家族みたいだということ。この「人との関わり」が、白峰を支えているといっても過言ではないかもしれません。「こんな地域もある」ということが、少しでも参加者の皆さんの暮らしの役に立てば、嬉しいです。

本当に、3日間、ありがとうございました。